…k-n音の 英語①…
トランプ カード king
同上 queen
Kingとqueen
k-n音の 英語を 採集して いる うちに キング(King) と クイーン(queen)が 見つかりました。いまでは 国語辞典にも のって いる ほど 日本人に 親しまれて いる コトバです。日本語では、オウ[王]とか ジョオウ[女王] などと 訳されて います。ただし、これらは もともと 漢語、つまり 外来語です。kingとqueenに あたる ヤマトコトバは どんな コトバで しょうか? ヒコ[日子]と ヒメ[日女]? それとも イザナキ
と
イザナミ?
それでは、まずking, queenという コトバの 戸籍しらべ から はじめましょう。
Kingはキネ[杵]の姿?
わたしは おおざっぱに「kingもqueenもk-nタイプ」と 見て いますが、念のため 辞典で たしかめて みると、「kingは、語根gene- からの 派生語」、「queenは、語根gwen-からの 派生語」と 区別して 解説されて いました。ざっと、こんな
具合です(日本語訳は引用者)。
Gene-(to
give birth) (生みだす), beget (父として 子を もうける)、kin(親族), kind1(親切な), kind2(種類), gentle(親切な), general(一般の), engine(機関), nation(民族), nature(自然).
ごらんの とおり、いろんな 意味の コトバを ウミだして いますが、その 根っこがgene-だと いう のです。それは「父親と
して
イノチを
さずける」、「男性の
DNAを ウメコム」姿で あり、まさに イザナキ が イザナミと いっしょに「国生み」「神生み」に はげんだ 姿です。
ところで、イザナキ と イザナミ では、キと ミの 語音が それぞれ 男性と 女性を 表わして います。キは、キネ[杵]・キル[断・伐]・キヅク[杵築・築]などの キ。キネ[杵]状の もので キリコム・ツッコム・コネル姿を 連想させる 語音です。ミは、動詞
ム[産]の 名詞形とも 考えられる 語音。ミ[水・神・見・三・実・身]など、おおくの 漢字が 当てられて いますが、どれも
みな「ウム[生・産・埋]姿」を もって います。
この ように「Kingは キネ[杵]の 姿」と 解釈すれば、まわりの
コトバの
音形と
ツジツマが
あって、いちばん
スッキリする
ように
思われます。
キネ[杵]と ウス[臼]との カネアイ
Kingが キネ[杵]の 姿と いう ことに なれば、queenも ウス[臼]の 姿を 表わす コトバだった かと 推定されます。辞典にはGwen- (woman女) queen女王.
と ある だけ なので、断定は できませんが、gwen, woman, queenなどの 音形には、なんとなく「身を かがめる」、「イザナミが イザナキを 受け入れる」姿を 連想させる ヒビキが あります。その点では、quarter(四半分), square(正方形) などの quar-も、もともと「(十字で) シキル・ワル[割]」姿、また その「ワレ目」を 表わす 語音と 考えられます。すこし 脱線しますが、quarterは k-t音語と 見る ことが でき、英語 cutや 漢語 カツ[割]、日本語 カツ(カチワル)に 通じる 語音です。
もうひとつ 参考までに いえば、gwen-に ちかい 音形の 漢語に コンk’uen困・kunが あります。「木を
囲いの
中に
押しこんだ」姿。日本語で
コマルと
よんで
いますが、「おしコマレル」あるいは「おしコメラレル」、「(その
結果)コマル」姿です。コンhuen混hunn(マジル・マゼル)なども、もとは「水が 盛んに わきでる さま」と 解釈されて いる よう です。すこしだけ 視点を かえれば、「キネで クネクネ
つきコナス さま」と 解釈する
ことが
できます。
いずれに しても 日本語の 世界 では、キネと ウスとの カネアイで、コナス・コネル作業の 結果、コナが できる ことに なります。それが
英語の
世界
では、キネに
あたる
ものが
gene- (男性のDNA)で、これを 共有する ものがkin(親族)であり、やがて kind2(種類)、さらにはgeneral(一般の)という
ふうに
拡大された
意味用法が
生まれたと考えられます。
また 人間関係の 面でも、kin(親族)同士の ほうが kind1(親切な), gentle(親切な)という ことに なります。
Engine (機関)は、「en + gine」の 構造。Enはinと おなじ です から、このまま ヤマトコトバに 音訳する と、「イヌ[寝・去]+キネ[杵]」と
なります。つまり、「キネをウスの
中へ
行かせる」、「キネで
ツク・コナス・コネル・コナに
する」、「仕事を
はじめる」、「エンジンを
かける」姿と
解釈されます。
今回は、「kingは、キネの 姿」だけで 終わって しまいました。クネクネ、コネまわしている
うちに、グニャ
グニャに
なり
そうな
心配も
でて
きました。
次回は、「クネクネ 曲がる ヒザ 関節、knee」を とりあげます。
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