2014年3月17日月曜日

クネクネ 曲がる ヒザ関節=knee 


k-n音の 英語②…
 
 
「カード64」k-n
 
 
「カード64」a-a
 
 
 
画像について
画像①は、「カード64」の 1枚。k-n 日本語を とりあげた もの です。カンカン・ガンガン いわゆる 擬声語ですが、この 語音と 品詞語カナ[]・カヌ[]・カネ[金・鐘] などとの あいだにも おなじk-n音語と しての ツナガリが あるので ないかと、イズミは 考えて います。「カネが ナル」の ナル[生・成・鳴] ついても、ノル[乗・宣・告] 英語のknoll(鐘を鳴らす) などと 共通の 音韻感覚 から うまれた コトバ では ないかと 考えて います。
画像②も、「カード64」の 1枚 ですが、a-a音語 アユム とりあげた もの です。ヒザ関節を つかって、脚を「くの字」型に 5らせて アユム 姿が、まるで「ユミ[] ひきしぼって 矢を 射る」姿に 見える という 音韻感覚です。おなじ 姿をk-n音語 いえば、「ヒザ関節 つかって、脚を クネクネ・クネらせる」姿 という ことに なります。ここまで くくると、日本語の k-n 英語knee(ヒザ関節 ) kneel (ヒザを つく)など とも つながって いる ように 見えてきます。
 
クネクネ 曲がる ヒザ関節=knee
英語の 辞典では、前回 紹介した 語根gene-(to give birth) ならんで、k-n インド・ヨーロッパ語根10 あまり とりあげられて います。その いくつかを ご紹介する ことに します。
genu-1(kneeヒザ関節, angle角度) knee, kneelひざまずく, diagonal対角線.
アシ[足・脚] 上半分と 下半分の 中間に ある ヒザ関節 knee。腰・カカト などの 関節との カネアイで、アルク(アユム)・ハシル・ケル・キヅク[杵搗・築] など、複雑で 効率的な 動作が デキル(カナウ)ように なりました。
人が 歩く とき、下半身が「弓を 引きしぼる・ゆるめる」姿に なり、ひざ関節を カナメに して角度angle 生まれます。その 角度を ゼロに する=ヒザを 折りたたむ=ヒザマズク姿がkneelです。
弓の 両端を つなぐ ツル[]=角angleをはさむ2辺の 先端を つなぐ線=対角線=diagonalです。
 
キネと ウス=コナス・コネル もの=cin
語根genu-1 延長線上に genu-2 登場します。
genu-2 (jawboneアゴの骨, chinアゴ) chin.
上アゴと 下アゴが 関節で つながり、その カネアイで キネと ウスの 役割を カネル 造に なって います。アゴの 関節を つかって、下アゴの 骨が クネクネ 動き、上下の 歯が キネと ウスに なって 口の中の 食品を コナゴナ・グニャグニャ なる まで つきコナシ、コネまわします。
 
グニャグニャに コナス=知る=know
つぎの 語根 gno-genu-1, 2 同族です。
gno-(to know知る) know, can1できる, cunningずるい, notice通知, recognize認める, ignore無視する, noble高尚な, diagnosis診察, narrate述べる.
クニャクニャ・グニャグニャに なる まで カム・カジル(gnaw)こと。それが やがて 味を シル[](know)・ワカル[] ことに なります。ついでに いえば、日本語の シル[]も「(たとえば 大根や ニンジンを) シル[] でる まで カジル」姿です。
Knowできた 中身がknowledgeですが、辞典には「知識・理解」など ならんで「性的関係sexual intercourse」まで ふくめて 注釈して います。そういえば 日本語 でも「まだ () シラ[] ない」など、にたような 表現を しますね。
Can1can2との 関係を どう 考えたら よい でしょうか?飲料水 などの 容器can2です。漢語でも カンkuanguanhemhan などと いいます。この カン(容器) 発明された ことで、水 などを 簡単に 保管・運搬・管理 デキル ように なりました。ユメが カナエられた=カノウ[可能] なった。そう いった 歴史が 背景に あって、can2(罐)からcan1(デキル)の 意味用法が 生まれた 推定デキル かと 思います。
 
カネを 打つと カーン ナル 関係
ヤマトコトバでは、「キネ クネクネ・コネて、コナ できる」、「カネ 打つと、キン・コン・カンと([]が)ナル」などと いう ことが できます。この ばあい、いろんな 種類のk-n音語(擬声語・擬態語・品詞語)が でて きますが、それぞれの チガイを こえて、k-n音語 独特の 共通点 感じとる ことが できます。
k-n 英語に ついて 見ても、おなじ ような 現象が 見られます。つぎの「語根と派生語」の 例をごらんください。
Kan-(to sing歌う) henめんどり, chantさえずり, accentアクセント, enchant呪文を かける, incentive誘因, charm魅力.  
Ghans-(gooseガチョウ) goose, goslingガチョウの ひな, ganderガチョウの .
Kens-(to proclaim宣言する) censor検閲官, cesus人口調査.
Kwon- (dog) cynic皮肉屋, hound猟犬, dachshund, canaryカナリア, canine犬の, kennel犬小屋.  
語根として あげられたkan-, ghans-, kens-, kwon-は、日本人の 耳には、いずれも トリイヌ などの 鳴き声 連想させます。とりわけ、ghans- からは ガン[]wild goose)を、kwon- からは ケン[]を、ガーガー・キャンキャン という 鳴き声と セットに して 連想 させられます。Kennel いたっては、まさに「ケン[犬]ネル[](ところ)=犬小屋」。どこの 民族 でも、にたような コトバを つくる ものだな 感じます。
 
次回は、「knoll ノル[乗・宣]」などを とりあげる 予定です。

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